Biodesign program 概要

 

Biodesignとは?

2001年にスタンフォード大学のDr.Paul Yock(ポールヨック博士)らが、デザイン思考をもとにした医療機器イノベーションを牽引する人材育成プログラムを開始しました。
このプログラムは、特定の既存技術や分野に依存せず、医療現場における未解決ニーズを出発点として、医学、工学、ビジネスすべてを融合しながら現場で本当に求められる医療デバイスの創出(=イノベーション)を目指しています。
また、初期段階から事業化の視点も踏まえてニーズを検証することによって、実現性の高い医療ビジネスを生み出すアプローチが特徴となっています。

Biodesign のプロセスは大きく3つのフェーズで構成されています。

1. 医療現場の未解決ニーズの特定(Identify Unmet Needs)
2. 問題を解決する医療デバイスの開発(Invent)
3. 事業化を通じたイノベーションの実現(Implement)

Japan Biodesignとは?

2015年10月にスタンフォード大学と日本の3大学(大阪大学、東京大学、東北大学)がプログラムディベロップメントパートナーシップを締結し、医療機器産業と連携しながら日本の医療機器イノベーションを促進する「ジャパン・バイオデザイン・プログラム」が発足しました。
本プログラムでは社会人を対象としたフェローシップや学生向けコースなどを提供し、イノベーションを牽引する人材の育成を通して医療機器におけるイノベーションの活性および日本の産業の発展に寄与していきます。さらに、創出された医療機器が、多くの患者の診療に役立つことが期待されます。

Out Impact










Future Vision

東京大学を中心とした医療機器コンソーシアムの構築

東京大学バイオデザインは

医療現場のニーズに根差した開発プロセスの徹底、また開発初期から事業化を踏まえたニーズの検証を行うことで、実現性の高い医療ビジネスの創出を目指しています。

バイオデザインプロセスの考えをベースとした本フェローシッププログラム(アントレプレナー育成)に加えて、アカデミアの支援(官民による若手研究者発掘支援事業)と企業支援(開発途上国・新興国等における医療技術等実用化研究事業)も併せて行っており、各プロジェクトの共創によって、東京大学を中心とした医療機器コンソーシアムの構築を目指しています。